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どうするかな、これ。(第2話)
- 安達摩澄
- 2017年8月14日
- 読了時間: 1分
20年位前、彫塑の作品制作をやっていた時期がありました。
きっかけは、中村晋也さんという彫刻家の方の個展です。三越ギャラリーだったと思うのですが、知らずに会場にふらっと入り、雷を打たれたような衝撃を受けたのです。
そこには「ミゼレーレ」という作品群が並んでいました。作品の見せ方が素晴らしくて、照明が作品を一層生きたものにしていました。
自分の創作感覚も確かめてみたくて彫塑教室を探し、仕事が休みの月曜日に通い始めました。
粘土で女性像を作るのですが、この粘土、とにかく油臭くて(汗)しかも爪の中にシッカリ入り込むのです。頑張って洗っても、なかなか落としきれず、強烈な異臭を漂わせながら地下鉄に乗っていました汗)。
作品展に出した作品タイトルは、“慈雨”。…これをジウと読むのは何か違和感があり、“いつくしみのあめ”という読み方のタイトルをつけました。
片手を前に差し出して、雨の滴を受け止めているような恰好の女性像です。
懐かしいけど。。。彫塑製作、さすがにもう戻れない。。(…作品写真はご勘弁!笑)
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