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この驚きを音に・・・


昔、作曲家・武満徹という人に興味を持ち、憧れました。正直難解と感じる作品も多いのですが、編曲の素晴らしさに魅了されるし、文章は静かで美しく、森の中にいるようで何か特別な世界に感じます。

撥弦楽器に興味を持ったのは、武満作品がきっかけだったように思います。CDを買ったり演奏会に行ったり。クラシックギターを購入したのも、おそらくこの時期。ギターという楽器は、演奏者の個性がはっきりと表れ、同時に随分微細な世界を描けるのだと感心しました。(演奏は左指先が痛くて挫折…)

ハープは、音色は麗しく繊細でエレガントなのに、音楽はダイナミックで惹かれました。そして同時に、ピアノとの共通性も強く感じました。

竪琴は、音量はないけれども、様々な撥弦楽器のエッセンスが凝縮しているというのが、今の私が持っている印象です。「撥弦楽器の祖先」とも言える楽器から、様々な種類の撥弦の音が感じられるのは当然かも知れませんが、演奏中に時々感じるその多彩さが、とても新鮮ですし、気付くたびに驚かされます。

いつか、そういう音色の違いを、聴いて下さる方たちにはっきりとお伝えできるようになりたい…と思いながら、竪琴と向き合う日々です。


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