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アレンジの醍醐味
- 安達摩澄
- 2018年1月13日
- 読了時間: 1分
生徒Nさんのレッスンでは、自分でアレンジした曲を練習してもらったりしています。これは、私としては竪琴演奏の、自立へのエクササイズと思っています。希望しない方にはこちらからお出しする課題曲で練習し楽しんでいただいています。でも、もし出来るなら、いずれは是非アレンジに挑戦してもらいたいなと思います。レッスンで共にアレンジに向き合ううち、新たなアイディアも生まれます。
まるでクロスワードパズルのように、この部分はこれしかないという所を確定し、他の部分を埋めていく。響きと手の動線の都合を考慮し、音の足し算・引き算をしていく。足し算は、どうしてもここにこの音が必要、という時。引き算は、この音は無くても支障はない、必要ない、余分である、あるいは弾きづらいという場合。極力両手で、音域も幅広く使い、自然な動きに導かれるような音楽を築く。効果的に響かせ、且つ自然なフレージングになるようにするのが目標。
…正解はいくつもあります。けれど、その人にとって唯一の作品に仕上がっていく気がします。私としてはレッスンで様々な経験をさせていただけていることに、感動・感謝です。
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