陽光を浴びたススキ
秋の景色で好きなのが、ススキの群生。それも、逆光を浴びたススキ畑。穂の一つ一つに陽を溜め込み、立ち姿は何か達観しているというか、満ち足りているというか…何だかドラマチックで素敵に見えます。 ・・・ずいぶん寒くなりましたが、秋の景色のなごりに、何だかほっとします。
不思議な生き物
竪琴の左側から光が当たると、弦の上の方が少し光って何だか綺麗です。それがまるで蜘蛛の糸のように見えたりして、そうすると私の左手は蜘蛛なのか、あるいはやはり蝶なのか、この生き物は一体何だろう?と思ったりします。 ・・・蜘蛛に見えたのは、シューマンの子供の小品「メロディー」を弾...
連打の弾き方(=私の場合)
竪琴は、鳴らした音を大切に保ちながら音楽を奏でますが、同じ音の連続(連打)は、他の楽器同様に難しいと思います。連続して同音を弾く時に、指のスタンバイが早過ぎると残響を消してしまうことになるので、それを避けるためにどうするか。次に弾くのを待って待って、音を聴いて保って保って・...
楽器のエネルギー補給
楽器は、人の身体と同じで、活動しない時間が長いと固くなってしまい、良い音が出ない状態になってしまいます。楽器が誕生してから、その血液を循環させ、筋肉を動かし、呼吸させてやるということが出来るのは、楽器を所有している人・演奏者ですね。...
日が決められない…
次のケーキ付きイベントを2月か3月にやりたいのですが、新曲のアレンジに結構時間がかかっていて、日程を決めるのに躊躇してます。。「さくら貝のうた」は完成が見えてきましたが、「この道」がストップしている…。春までは日本の歌を中心に取り組もうと思っていますが、実は他にもやりたい曲...
今日のレッスンで
「この曲、大好きです!」と言って、たくさん竪琴に向き合い取り組まれた様子のKさん。 いつも美しく弾きたいという思いが音に表れていましたが、今日はこれまでのレッスンの中で一番、音楽が綺麗に流れていました。…Kさんにぴったりの曲だと、私も直感的に思いました。ジャストフィットです...
指腹のどこで弾く?
◆指腹の部位名称はないけれど 竪琴演奏で重要な“指の腹”。その指の腹の、どこを使うかで音色は随分違うようです。 第一関節に近い辺りで、弦にあてる皮膚の面積を広めに使い、弦をよくしなわせて弾けば深い音が出るし、指先に近い所で優しく弾けば、風+葉っぱの囁くような音になります。ま...
13弦“ひだまり”の楽しみ方
今日は、星ヶ丘教室、13弦の小型竪琴“ひだまり”レッスンの2回目でした。 ギターやコーラスの経験がおありの、お洒落で上品なご年配女性Sさんは、初回レッスンから一か月間、ご自身の演奏法を磨いて来られました。 “ひだまり”に関しては、「このようにすると弾き易いですよ」というアド...
アルペジオの多彩
竪琴の魅力の大きな要素として、アルペジオ(分散和音)の奏法があるように思います。 アルペジオは、音楽に彩りを与えてくれるし、そのバリエーションは色のグラデーションのごとく、多様なものだと思います。 言葉で説明するなら、強→弱、速→遅、その逆やそれらの混合・・・様々な可能性が...
左手が蝶々
私は本番、まだまだ緊張するという話を生徒さんにも伝えています。 演奏経験が浅いというのもあると思うし、指先を天に向けた両手のフォームが、ピアノに比べて何か心許なくて、震えを増長しているようにも思います。 手が震えるのを、冷静に見ている自分もいます。どうやら右手より左手の震え...